ホーム

インタビュー02 工事部建築課2019年2月入社

2

インフラを築く。

人とのつながりを紡ぐ。

#工事部 #土木課 #2019年2月入社 #中途入社

ゼロからのスタート 挑戦を力に、現場監督へ

前職では営業職や接客業をしており、土木とは全く無縁の仕事をしていました。
東北建設との出会いは、土木業とは別の業務で外注先として働いていた時のことです。偶然、ここのOBの方から「土木の現場監督という仕事に興味はないか」と声をかけていただいたことが、この道に進むきっかけとなりました。

それまで土木も建築も学んだことがなかったため、「自分にできるのだろうか」という不安もありましたが、当時はまだ25〜26歳。新しいことに挑戦する期待やワクワク感の方が大きく、「何事も経験だ」と思い、思い切って飛び込むことを決めました。

当時の会社には、普通科卒で現場監督をしている人が一人しかおらず、専門的に学んできた人たちと比べると、知識や経験の差を感じることもありました。しかし、現場監督の業務にはパソコンを使う作業も多く、短大時代に経営情報科で学んだことが活かせる部分もあったため、「まったくのゼロではない」と自分を奮い立たせ、日々努力を重ねてきました。

ただ、資格取得には実務経験や一定の経験年数が必要なため、現場で経験を積みながら技術を学び、勉強を続けてきました。

道路を支える、確かな仕事

私は主に道路工事を担当しており、路盤工事や舗装工事を中心に行っています。
路盤工事とは、道路の表層・基層(どちらもアスファルトでできている)の下にある層を施工する工事です。一般的に「上層路盤」と「下層路盤」の2層で構成されており、道路を走る車両の荷重を分散させ、さらに下層にある路床へ力を伝える役割を担っています。また、排水構造物の工事として、コンクリート製のU字溝やL形ブロックを使用した側溝敷設工事を行い、モルタルや合材を詰める作業も担当しています。さらに、生活道路(密着道路)の工事や、道路の下を横断するボックスカルバート(水路や道路を通すためのコンクリート構造物)の施工、さらには、大雨や洪水時に河川へ排水を行う排水機場の新設工事などにも携わっています。

入社してから約7年が経ちますが、仕事の全体像がつかめてきたと感じたのは5年目ごろでした。現在では、比較的小規模な現場では現場代理人を任されることも増えてきました。道路工事の現場は、ひとつにつき半年から1年程度で完了しますが、まったく同じ現場は存在しません。アスファルト舗装の工事もあれば、コンクリート舗装の工事もあり、工事の種類や環境が毎回異なります。しかし、経験を積み重ねていくうちに、似たようなケースに出会い、「この場合はこうすればうまくいく」という感覚が少しずつ身についてきました。
私は中途入社のため、年上の先輩もいれば、自分より年下でも社歴が長く、経験豊富な方もいます。そういった方々から学びながら、日々成長を続けています。

誰もが働きやすい環境を目指して

私が特に心掛けているのは、発注者(県や自治体)と協力会社の橋渡し役としての役割です。公共工事では、発注者からの指示を受け、それを協力会社の皆さんに伝えることで工事が進みます。その際は、発注者の意向を正確に伝えることはもちろん、協力会社の方々にも配慮しながら、スムーズに仕事が進むよう調整することを意識しています。
仕事自体は決して楽ではありませんが、工事が完了した後には、お互いを労い合い、笑顔で振り返ることができるような良い雰囲気をつくることを大切にしています。信頼関係が築けてこそ、より良い仕事につながると考えています。
どんな仕事にも大変な部分はありますが、自分と関わる人には、少しでも気持ちよく仕事をしてもらいたい。そのために、相手を尊重し、褒めることを意識しています。かつての土木業界は、「怒号が飛び交う」「厳しい職場」といったイメージを持たれることもありました。しかし、実際には現場の環境は大きく改善されており、そういった光景を目にすることはほとんどありません。今では働きやすい環境が整い、互いに協力し合いながら仕事ができるようになっています。
土木工事は、単に道路をつくるだけでなく、人々の生活を支え、より快適な環境を整える仕事です。発注者と協力会社の間に立ち、信頼関係を築きながら現場を進めることが、より良い工事につながります。そして、業界全体が改善されていく中で、これからも働きやすい環境づくりに貢献していきたいと考えています。

5年後、どうなっていたい?

現在はまだ経験が足りず、周囲の人に助言を求めることの方が多いですが、5年後には40歳手前となり、その頃には一人前として成長しているはずです。この業界では「一人前になるには10年かかる」と言われており、土木の仕事は現場ごとに状況や課題が異なるため、全く同じ現場は存在しません。そのため、経験を積み重ねながら学んでいくことが求められます。

しかし、10年の経験を経て初めて、「あの時に学んだこの方法が活かせる」と実感できるようになるのだと思います。私もこれまで以上に経験を積み、先輩方が歩んできた道を着実に引き継ぎながら、一人前の現場監督として成長していきたいと考えています。

プライベートの過ごし方

私は食べることが大好きなので、美味しいものを求めて食べ歩きをしたり、新しいお店がオープンしたと聞けば足を運んだりしています。 また、インドア派でもあるため、家ではYouTubeを見たりしてゆっくり過ごすことが多いです。